A fact of life

25歳 院生 直面している現実

留学楽しんでる?

留学して早1ヶ月弱がたった。

最初の1週間〜2週間は本当に怒涛の日々で毎日何らかの予定があって、

誰かしらと行動をともにすることが多かった。

正直最初のうちはそれが煩わしくもあったけれど

全く知らない人と仲良くなって、オリエンテーションを受けているのは、

何だか大学に入りなおしたような新鮮な気持ちになった。

二週目の途中くらいから授業が始まって、

正直言ってこっちの授業は大変じゃない。

日本にいるときほどやることも多くないし、

個人的にいえば単位を必要としていないから、

いまいち真剣に授業と向き合えてないような気もする。

主観であるけど、授業も手段の一つでしかないわけだから、

興味が持てなければそこに「いる」だけ。

「いる」だけの授業を何回か受けていると

何しにきたんだろ、って思ったりもする。

「刺激」を求めている。

何だこれ!ってなるような刺激が。

今まで受けた授業だと「あーそれね」

みたいなマンネリ?とは違うかもしれないけど

学部の授業ってこんなもんか、っていう落胆はある。

院生になって目が肥えている?っていうのが正しい表現かわからないけど、

通り一辺倒のものを話されても刺激を感じられないなと思いました。

自分から”外”に切り開いていくべきなのかもしれない。

 

留学にもいろんな意味合いを持たせることができるかもしれないけど、

正直なところ学びにきたのか、遊びに来たのかわからない。

ただ一つ確かに言えることは「現実逃避」めいた、

日本での状況から一旦距離をおいて物事をゆっくり考えたい、

だったのかもしれない、とここ数日は思っている。

 

日本にいると何かしらの期限やアルバイトなどの時間の制約など、

自分を縛るものがいくつもあったけれど、

こっちに来てからはそんなものはほぼない、

授業でさえあってないようなものである。

そんな「自由」な時間を手に入れると一体人間はどうなってしまうのか。

そんな社会実験かなんかを自分で行っているような気さえする。

 

自分はといえば、それでも割とちゃんとしていると思う。

朝早く起きるようになったし、ジムで筋トレしたり、

楽器を練習したり、何やかんや授業には顔を出したり、

唯一の目的である修論も何とか手をつけている。

人間そこまで奔放にはなれないんだと、

日本での暮らしが体に刻み込まれてるのかとも思う。

 

人間関係についてもこっちに来てから考えさせられる。

こっちで新しくできた人間関係にも正直煩わしさを感じたことがゼロではない。

最初の数日は特に仲良くもない人と行動を一緒にせざるをえないわけだから、

ストレスがたまるし、学部入りたての新入生みたいなノリには

もはやついてけないとも思った。

かといってややこしいのは距離をおいて一人になっていると、

何だかわからないけど寂しさみたいなものを覚えたりもする。

自分てこうだったっけ?

むしろ日本ではうまい具合に距離感を調節して

煩わしさみたいなものを感じることなく、

孤独を感じることなく生きることができていたのかなとも思う。

それでも日本にいるときに気がつけなかった、周りの人の暖かさ?

気を使わせていたのかなとも思ったりもしたので、

もっと大切にしようと思ったんです。

まずは身の回りにいる人を大切にすることから始めないといけないと思うので、

もう少し留学先で出会った人と仲良くなろうと思う。

 

この時間もきっといつかは大切なものだと思える日がくるのだろうか。