A fact of life

25歳 院生 直面している現実

jazzとファミマの入店音

家にいてもやることがないので、三時間くらい早く目的地についた。

しかしやることがないのは変わらない。

wifi通ってる喫茶店に入って、PCをパチパチ。

これじゃあ家にいるのと全く変わらない。

家でPCか外でPCかの違い。

違いをいえば、外だから周りに知らない人がいること。

前は本読んでたりもしたけど、緊張感から解き放たれた人間は

サボることしか基本的にしないのだ。

新学期が始まるのに、夏休みボケは収まりそうにない。

多分新学期始まってから一ヶ月くらいはこんな調子なんだろうな。

店内は程よく喧騒に包まれていて、うるさいほどではない。

人があまり喋っておらず、店内にはjazzのBGMがループして流れている。

店内に幾つかjazzのレコードが飾られている。

おそらくそれが流れているわけではないと思うが、

このお店の人は音楽に造詣があるのだろう。

いい趣味してやがるぜ、全く。

店内に入ってきた時からずっとイヤホンを耳につけたままなことを今思い出した。

つけているだけで、音は流していない。

今日はどの音楽が聞きたい、というよくが自分の中から湧いてこない。

仕方なしに最近よく聴く音楽を流しているよりも、店内のjazzを耳にする方が良い。

これが何の曲で、誰が演奏した音楽なのかは知る由もないが、

これも何かの縁だ。少なくとも今はこの音楽に耳を預けたい。

後、ひっきりなしに聞こえるのはファミマの入店音である。

この喫茶店はファミマの中に併設されているから、誰かが店内に出入りする度に

あの聞き慣れた音楽が流れるのである。

Jazzミーツファミマの入店音。

ファミマの入店音が流れる度に気づいてしまうのは、やはりjazzとは相容れない、

浮いてしまっているということなのだろう。

このお店だけでもファミマ入店音のjazzアレンジとかしてあげればいいのに…。

っていう文章書いてたら10分くらい時間潰せた。

はっきり言って退屈であるが、これはこれで面白い。

雨降ってるから街に繰り出す気力も失せる。

あてどなく待ち合わせ時間になるまで、街を徘徊するのも嫌だし。

時間まで二時間くらいある。

後二時間ここに居座って、PCをカチャカチャしようと思った。